Mir: This Tiny World

The debut mini-album by Tokyo new wave/postpunk band Mir, This Tiny World is characterised by sweet yet icy melodies underscored with a sense of violence, and the tension between these aspects gives the CD its precarious balance.  Mir take influences of Brian Eno, Joy Division and Krautrock (in particular Neu!) and reconfigure them into sparse, lonely, broken pop tunes that will break your heart.

ニューウェーブ、ポストパンク、クラウトロック、テクノポップをバックグラウンドにもつMIRは、21世紀に80’sの空気を蘇らせる。ヒロキ・キョウヘイ（ギター／ボーカル／シンセサイザー）、ヨーコ３（ベース／ボーカル）、ヤマ－チャン（ドラム）から成るMIRのサウンドはエキセントリックなローファイポップ。メロディーは美しく、そしてはかない。ノイズの爆音とヒロキのパワフルでエモーショナルなボーカルとは対照的にヨーコ３の甘い声が響きわたる。

MIRのサウンドはポップアート的なヴィジュアルとともに進化してきた。そのことはアートワークやライヴパフォーマンスからもわかる。観客は一目でバンドが創造する世界に引きこまれることになる。

MIRは、ここ数年、東京でファンを増やしてきた。そして今、全国ツアーが始まり、名古屋の鶴舞ロックフェスティバルに出たばかり。今年の夏にはさらに多くのツアーが予定されている。